音楽劇 星の王子さま
⭐️公演日時
2/26〜28 東京*3/5〜6 大阪
⭐️会場
三越劇場*大丸心斎橋劇場
⭐️出演者
KIM YONGSEOK、小松準弥、吉武大地、汐月しゅう、亜聖 樹、一之瀬嘉仁
⭐️感想
公演終了からだいぶ時間が経ってしまいましたが感想です。
今回私は初めて(多分)舞台公演でソロで生歌の推しくんを見ることができて本当に本当に良かったなと思います。ソロ歌唱自体は弥会で聴けていますが、ストーリーの中でのソロ曲(録音でもソロパートでもない)が観れたこと、聴けたことは素敵な時間でした。
お恥ずかしながら私はこれまで原作にあたる『星の王子さま』を読んだことがありませんでした。言い訳をすると日本語訳された外国文学がどうにも苦手な上、原著であるフランス語版を読めるほどのフランス語知識がないからです。ふんわり概略を知っているぐらいでした。
なので、今回の音楽劇が私の触れるはじめての「星の王子さま」だったのです。
結論から言うととても良い舞台だと思いました。ストーリーはもちろんですが音楽も素敵でしたし、出演者の皆さまがたの演技も安定していて、歌も上手で、果たしてハッピーエンドと呼べるのかはちょっと判断しかねますが、終わった後に温かい気持ちになれる作品でした。
推しくんは操縦士の役でしたが、人が人生の中で辿るたくさんの感情を目まぐるしく作品の中で見せてくれて、私はやっぱりこの人の演技が好きだなぁと思わせてくれました。
楽しそうな表情も、困った顔も、驚きの発声も、イラついている仕草も、焦った態度も、穏やかな声の響きも、憔悴しきった動きも、テンションの高い振る舞いも、どうしようもない慟哭も、流す涙も、全部ぜんぶ好きだと思えて、目を離せないと思いました。
ものすごく個人的に、推しくんの泣きが好きなんですよね。内にあるものが膨れ上がって、どうしようもなくて涙が出ちゃうような、そんな泣きをしてくれるので、こちらも込み上げてくるというか、とても共感力の高い泣きだと思っています。
もちろん推しくん以外の皆さまも素晴らしくて、特に王子さま役のYONGSEOKくんは王子さまのふわっとした感じがとても可愛らしかったです。カテコで他の方からも言われていたのですが、普段はアーティストということで音に感情やメッセージを伝えることが上手だな、と思いました。歌はもちろん、台詞でも王子さまの感情が流れてくるようでした。特に狐とのやりとりがとても好きです。
今回はプレビュー公演ということなのですが、今後本公演があるのであれば、ぜひまた同じメンバーで公演してくれたら嬉しいな、と思います。
今月はカレイべ、来月にはまた公演がありますので、役でない推しくんにも、新しい役の推しくんにも会えるのがとても楽しみです!
ところでデルフィニア戦記の続編には出ないんでしょうか…発表されてるスケ的にはそのあたりあいてそうなんですが…ヴァンツァーはすごく好きでいい役なので、可能ならキャス変せずにまた演じてほしいなぁと思ってます。